腹肥ゆる秋

アメリカの反戦運動には好意的なワタシですけれど、しかしながら彼らの単純さと猪突猛進さと柔軟さには感服する。第二次世界大戦のころと戦争そのものの性質が変わってきていることと、アメリカがゲリラに弱いことは、歴史が証明している。なのに大国のエゴとプライドと、一時的な恨みつらみに駆られ踏み込んでしまったこの戦争。反戦運動が盛り上げれば盛り上がるほどにその単純な精神世界に呆れる。と、ともに柔軟さがあるな。
孫子の兵法からみても、今のアメリカが真に強国だとは思えない。戦わずして勝つことができない大国アメリカ。いつもどこかに敵がなければ存在できない矛盾を抱え込み、大国意識ばかりが先にたつ。
アメリカは平和をもたらす国ではない。民主主義という名目のなかで金を集める国になってしまった。残念だね。